セサミちゃん逝ってしまいました 1

64匹多頭崩壊レスキューのセサミちゃん。

実はセサミちゃんは我が家にくる予定ではありませんでした。

我が家は先陣をきって6匹引き受ける予定でした。

移動の当日にゴハンを食べなくなった猫さんがいると連絡がありました。聞けばまだ受け入れる先がないためしばらく多頭崩壊のお家にいるという、、、。

「一緒に連れてきてください」

思わずそう言っていました。

6匹が7匹に増えた。

我が家には一番状態が悪い猫さんたちがくる。1匹増えると負担はものすごく増える。

それでもセサミちゃんを放ってはおけなかった。

夜中に7匹到着。

一瞬で部屋がすごい臭いになる。

見ればみんな2、3歳なのに体重が3kgない。

セサミちゃんは見たことのないダルメシアン柄の三毛猫。

獣医さんも「こんな柄見たことない」と思わず言ったほど珍しいガラでした。

そしてみんなの状態を見て、野良猫をたくさん見てる獣医さんなのに「ひどい、、」と絶句する状態でした。

歯周病で歯は全部抜かないといけない状態。

背中の鮮やかな黄色はおシッコが染みついた色です。キレイして数ヶ月したらやっと消えました。

それだけ想像を絶する環境でした。

想像を絶する環境を作ったのは人間です。

ビビちゃんの旅立ち

カワイイ天真爛漫なビビちゃん

亡くなる前日には、ブログでお知り合いになったM様がビビちゃんのお見舞いに来てくれました。お花もいただきました。

亡くなってからは、友人がお花を届けてくださいました。

ビビちゃんをレスキューしてくれた保護団体の方からはご支援品が届きました。

ビビちゃんはみんなに愛されていたんだなぁ。

たくさんナデナデをして、たくさんブラッシングをしました。

たくさんのお花に囲まれての出発です。

本日はあいにくの曇り空

お迎えのお寺さんの猫さんもいません。

ビビちゃん、ホントに可愛くて病院に行くとみんなにゴロゴロスリスリで獣医さんや看護師さんのアイドルでした。

一緒にみんなのお参りもしました。

みんなビビちゃんを迎えに来てね。

ビビちゃんは天真爛漫で人も猫さんも大好きな猫さんでした。

具合が悪くなる時は急でいつもビックリさせられていました。

今年にビビちゃんを看取った事がまだ信じられない。またビビちゃんにビックリさせられました。

ウチにきてからの1年半はビビちゃんにとってどうだったのかな?どうだったのかな?少しは楽しんでもらえたのかな?

ビビちゃん、カワイイかったね。

また会おうね。

多頭崩壊からのレスキュー その4 ビビちゃん虹の橋へ

とにかくビビちゃんの状態は思った以上に良くなかった。

採血結果でどっかに炎症はあるけど不明。

歯肉炎はひどくて全抜歯しないといけない。

皮膚の状態はひどいし毛が生えてない所もある。

もちろん避妊手術はしていない。

明らかに低栄養。

とにかく太らせないと!傷も保護しないとで色々と試行錯誤

エリザベスからー、靴下、洋服、手編みの帽子、、、傷をかいてしまうので隠すように色々とためしました。

1年後にやっと完治!

原因不明の痙攣もありお薬も飲んでいました。FIPかもと言われて検査もしました。

https://ameblo.jp/kumichie3/entry-12713505159.html

少し落ち着いたなぁ、と思ったら突然の貧血で緊急輸血。

https://ameblo.jp/kumichie3/entry-12757208461.html

角膜潰瘍にも白癬にもなった。

とにかく落ち着いてる暇がなかった。

唯一の救いは本猫は天真爛漫だったこと。

ビビちゃんの天真爛漫さには、ホントに救われました。

そして2022年12月1日、急にぐったりして緊急入院。

門脈シャントという病気の可能性が高くて、肝臓に血液がほとんど行っていない状態になりました。

1週間前にも定期受診に行ったばっかりでした。特に何もなかったのに、なんで急に⁇

翌日にはもう助からないと言われて、家で看取るために、仕事帰りに迎えにいきました。

獣医さんに点滴を外してもらって、家に到着しました。

お気に入りの毛布の上でみんなに囲まれました。

家に着いてからはあまり意識がなかったと思います。

2022年12月4日3:12 ビビちゃんは2年半の短い猫生を閉じて虹の橋を渡りました。

多頭崩壊でエサも満足にもらえない場所で1年を過ごし、我が家で1年半を過ごしました。

我が家に来てからもずっと通院続き。

「かわいそうだから不妊手術はしない」「外にいてかわいそうだから」とか、、、、

脱出できないゴミ屋敷に入れるのとどっちがかわいそうなのか。

動物を飼うなら、毎日エサとお水をあげて掃除して欲しい。

本当に多頭崩壊だけはやめてほしい。

ビビちゃん、もうちょっと一緒にいたかったけど仕方ないね。

ウチに来てくれてありがとうね。

多頭崩壊の悲劇からのレスキュー その3

ウチでは7匹引き受けました

ハネちゃん:体重2.8Kg 風邪(治癒) 数本抜歯、角膜潰瘍(治癒)

→今では里親さまの元で幸せに暮らしています

スフレちゃん:体重2.9kg 、風邪 数本抜歯 →今では里親さまの元で幸せに暮らしています

シアン君:体重3.2Kg 風邪 ビタミン不足により部分痙攣(治癒)、数本抜歯 

→今では里親さまの元で幸せに暮らしています

セサミちゃん:体重2.4Kg 、風邪、全抜歯(現在もステロイド治療中)、喘息

パールちゃん:体重1.6kg 、風邪ですでに眼球白濁あり、全抜歯(現在もステロイド治療中)、採血で原因不明の炎症反応が高く体重が増えない。現在、補液、強制給餌中

カーキちゃん:2.6kg 数本抜歯、風邪、トイレの失敗が多い

ビビちゃん:体重1.6kg、全抜歯、風邪、皮膚潰瘍、床ずれあり、ジャンプができず、原因不明の痙攣、食物アレルギー、後にエバンス症候群と門脈シャント 

獣医さんが初めてビビちゃんを見た時に思わず「ああ、ヒドイ」と思わず呟いてしまった。

→先日虹の橋を渡りました。

全員1歳以上。

全員、去勢避妊手術はしていない。

しかし状態が悪すぎて今は手術できないと獣医さんに言われてしまう。

みんな臭いがする。即シャンプー

2階建ての家で、1階と2階で猫さんを分けていました。

元飼い主が気に入ってたり、具合が悪い猫さんは世話のために2階で暮らしていました。

具合が悪い猫さんを見てた割には治癒はされておらず、状態がめちゃくちゃ悪い。

他にも眼球が飛び出てる猫さんもいました。

トイレは衣装ケースにキッチンペーパー5枚敷く。交換もあまりされずに水溜り状態。

もちろんゴミ屋敷。

アンモニア臭も酷い。

ここでの救いは、比較的人馴れしてる猫が多かった事。

必ず猫さんの状態は悪くて治療しなくてはならない。

抜歯だけで治療費は20万円以上、初期医療費(ウイルスチェック、ワクチン、検便など)、その後のとりあえずの治療費だけで半年で軽く50万円以上はかかりました。

そして今も治療中。

猫さんの幸せを奪う多頭崩壊。