猫の高ナトリウム血症 たくろう君の事6

自分でご飯を食べ始めた。

補液が1日400 mlとかなりの量だったので、100mlだけ減らした。

ご飯を食べなくなった。

吐き始める。

体が揺れる。

自分でトイレに行けなくなる。おむつをする。

神経症状として奇行が出始める。

すみっこをずっとカリカリしてる。狭いところに入って仰向けになったまま起きられなくなる、、、

危なくて目が離せなくなったので、私が側にいない時はケージに入ってもらった。

ナトリウムの値が172と上がってた

トイレに入ったら出られず中で倒れてた。

それでも腕枕で寝る時は奇行する事なく、落ち着いてずっと一緒に寝てくれた。

1週間後、強制給餌が進まず食べない。

食べなくなったその日、私が仕事中に逝ってしまいました。

いつもは出かける前に「帰ってくるまで待っててね」というけど、、

息が荒くなって、横になったまま動けなくなった、たくろう君には「待っててね」とは言えなかった。

頑張ってとも言えない。

この1ヶ月間、十分頑張ったのは分かってる。

代わりに「うちに来てくれてありがとう。大好きだよ」とだけ言った。

うちに来て5年目。

14歳だった。

猫の高ナトリウム血症 たくろうくんの事5

さすがに精神的にキツくて獣医さんの前で

「なんでこんななんですかね?看取りも続いてるし。私の管理が悪いんですかね?もうヤダ」と泣きながら弱音を吐いてしまった。

でも泣き言を言っていても

何も変わらない。

たくろう君は目の前で生きている。

気を取り直して今できることを考える。

口から50-60mlの水を飲ませる

強制給餌をする

おシッコででた分の補液をする。

3日ごとに病院に行き採血。

ナトリウムが徐々に下がり始める。

162まで下がる!正常値の156まであと少し。

神経症状は出てない。

お顔はいつもの感じになってくる。

でも、瞳孔は開きっぱなし、脈も200以下にならない。

食欲が出てきて自分で食べた‼︎

獣医さんも驚いていました。

猫の高ナトリウム血症 たくろう君の事3

その後は細かい事があっても元気に過ごしていました。

昨年11月末の定期採血では特に問題なし。

今から思えばナトリウムが154と正常範囲だけどギリギリだった。(正常値は156まで)

12月下旬くらいから少し元気がなくなった。

食欲はあった。

12/22 背中のイボが大きくなって膿が出てきてしまったので、1月に手術の予約を取った。

お正月に食べなくなった。

活気はまあまあある。

吐いてはいない。

病院がどこもやってない。

毎日補液と強制給餌で体重を維持。

病院が開いたら即受診して採血

ナトリウム197と生きてるのが不思議なくらいの信じられない値でした。

1ヶ月前に次の腎不全受診は3、4ヶ月後とか言われてたのに、、なんで⁇

猫の高ナトリウム血症 たくろう君の事2

たくろう君は多分捨て猫さんです。

子猫の面倒みもとても良かった優しい猫さんです。

それまでは喧嘩を他の猫さんにふっかけていたようですが、腎不全が落ち着いてから喧嘩は一切しませんでした。

猫に薬を飲ませようとする私を「猫をいじめるな!」と襲いかかってくるくらい優しい猫さんでした。足を噛まれてめちゃくちゃ腫れましたけど😅

たくろう君は色々と体に問題のある猫さんでした。

慢性腎不全で1日おきの点滴

イボができやすい

副乳

スプレー

歯周病

なかなか譲渡できる状態ではありませんでした。

良性のおでこのできものが大きくなり、腎不全でリスクがあるけど、ここままだと目が開かなくなるので、手術しました。

手術の上手な獣医さんが瞼に影響がでないようにキレイにとってくれました。

細かいイボはすぐに体のあちこちにできてしまうけど、大きくならないのでそのまま様子を見てました。

この後なぜか腎不全ステージ3がステージ2となりなぜか補液回数が減ったりと絶好調で過ごしていました。